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楽トレ7つの効果 その7 頭痛持ちの方必見!酸素摂取量アップで体も頭もスッキリ
頭痛持ちの方必見!酸素摂取量アップで体も頭もスッキリ
「なんだか頭が重い…」「集中力が続かない…」そんなお悩みを抱えている方、もしかしたらその原因は呼吸にあるかもしれません。特に、姿勢と呼吸、そして酸素摂取量は密接に関わっています。今回は、頭痛や集中力低下の原因となる「酸欠」を防ぎ、より多くの酸素を取り込む方法についてお話しします。
その姿勢、実は「酸欠」を招いているかも?
私たちは無意識のうちに呼吸をしていますが、その**「質」**は姿勢に大きく左右されます。想像してみてください。背中を丸めて猫背の状態で深呼吸をすると、どうなるでしょうか?
肺は、私たちの呼吸器の中で酸素と二酸化炭素の交換を行う重要な器官です。背中を丸めると、この肺が十分に広がるスペースが制限されてしまい、一度に吸い込める空気の量が減ってしまいます。結果として、たくさん息を吸おうとしても、効率的に酸素を取り込むことができず、体が酸欠状態に陥りやすくなってしまうのです。
酸欠は、さまざまな不調を引き起こす原因となります。特に、痛みを感じやすくなったり、集中力が低下したりする症状は、酸欠が一因である可能性が高いのです。
関西医科大学 講座から一部抜粋
https://www2.kmu.ac.jp/openSeminar/open09/05itouh.html
姿勢を正すだけで、酸素摂取量は劇的に変わる!
では、反対に、背筋を真っ直ぐにして深呼吸をしてみてください。どうでしょう?
背筋を伸ばし、胸を開くことで、肺は最大限に広がるスペースを得ることができます。これにより、一度の呼吸でより多くの酸素を効率的に体内に取り込むことが可能になります。
実際に、背中を丸めて深呼吸するのと、背中を真っ直ぐにして深呼吸するのとでは、取り込める酸素の量にかなりの差があることが分かっています。一般的に、姿勢を良くするだけで、約1.5倍も多くの空気を吸い込めるようになると言われています。
人間が吸い込んだ酸素は、まず最も多くの酸素を必要とする脳に送られ(脳は全身の酸素消費量の約20%を占めます)、次に肝臓、そして全身の筋肉へと運ばれていきます。つまり、酸素摂取量が上がれば上がるほど、脳を含め、体中の重要な臓器や筋肉に十分な酸素が行き渡るようになるのです。
酸素不足が引き起こす不調とその改善
現代社会では、デスクワークなどで長時間パソコンに向かう人が多く、知らず知らずのうちに背中が丸まりがちです。この悪い姿勢での作業は、まさに酸素がうまく吸えない状態を作り出し、酸欠を引き起こす大きな原因となります。
酸欠が慢性的に続くと、以下のような不調が現れやすくなります。
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頭痛: 酸素不足は血管の収縮や拡張に影響を与え、頭痛の原因となることがあります。
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集中力の低下: 脳への酸素供給が不足すると、思考力や集中力が低下し、効率が悪くなります。
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疲労感: 体全体のエネルギー生成効率が落ちるため、疲れやすくなります。
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肩こりや首の痛み: 悪い姿勢は特定の筋肉に負担をかけ、こりや痛みに繋がります。
しかし、ご安心ください! 意識して姿勢をきれいに保つことで、これらの不調は大きく改善される可能性があります。十分な酸素が脳に行き渡れば、頭痛が軽減され、集中力も格段にアップするでしょう。
今日からできる姿勢改善と呼吸法
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座る時の意識: デスクワーク中は、お尻を椅子の奥まで深く入れ、背筋を伸ばし、顎を軽く引くことを意識しましょう。休憩時間に立ち上がって軽く体を伸ばすのも効果的です。
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立つ時の意識: 壁に背中をつけて立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁につくように意識すると、正しい姿勢が確認できます。
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深い呼吸の実践: 意識的に、お腹を膨らませるように深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出す腹式呼吸を取り入れましょう。これにより、肺の下部まで空気を取り込むことができ、酸素交換の効率が上がります。
まとめ
私たちの健康とパフォーマンスは、日々の呼吸と姿勢に深く根ざしています。背中を丸めた姿勢は酸欠を招き、頭痛や集中力低下の原因となることがあります。しかし、姿勢を正し、肺を広げて深い呼吸を意識するだけで、驚くほど多くの酸素を体に取り込むことができるようになります。
今日からあなたの「姿勢」を見直して、より多くの酸素を取り込み、頭も体もスッキリとした毎日を送ってみませんか?
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